> 1) 緩急針は2本あるらしい。(もしくはヒゲ受け(これが何だかよく分からない)と緩急針1本)
一つは緩急針、もう一つはひげ持ちと呼ばれています。
ひげ持ちレバーは、テンプの回転運動の中心に振り石を持ってくる為ののもです。
たとえばテンプが300度の範囲で往復運動するとしますと、
停止位置から150度の位置に振り石が来るように、
このひげ持ちレバーで調整します。
この石から見て前半の半往復(チック→タック)と
後半の半往復(タック→チック)の時間の差を
ビートエラー(片振り)と呼び 0.1msec(ミリセコンド)単位
又は角度で表現します。
> 2)緩急針の役割から考えて、緩急針は天真を中心としてヒゲ持ちを通る円周近傍にある。
緩急針はあくまで、振り子でいうところの振り子の長さを調整するものです。
機械によって仕組みは若干違いますが、ヒゲぜんまいを挟んでヒゲの長さを変え、
テンプの往復運動の時間を短くしたり、長くしたりするものです。
> 1)、2)の条件とは、違っていますね。一見、外側だけの片当りになってるように見えます。
他のムーブメントですが、判り易い写真を添付します。
緩急針はヒゲぜんまいを挟み込んでいます。(ただの棒ではありません)