PC更改、ThinkPad T410s カスタマイズ #5

〜SSDに換装、RAMディスク化、XP SP3で快適環境〜

目次





Windows XP SP3をいざ導入

Windows XP Service Pack3のインストールメディアの準備SSD換装パーティションアライメント調整も問題なく完了し、いよいよXP SP3をインストールします。

ざっと、以下のような手順になります。

1. BIOSの設定
2. Windows XP SP3のインストール
3. ビデオ・ドライバーのインストール
4. ワイヤレス・アダプター・ドライバーのインストール
5. ThinkVantage System Updateのインストール
6. WiMAXユーティリティーのインストール
7. AHCIサポート(インテル・ラピッドストレージテクノロジー)のインストール

BIOSの設定

ThinkPadの電源を入れ、「F1」キーを押してBIOS設定画面を起動します。

スイッチャブルグラフィックスはWindows Vista以降のサポートのため、[Config]->[Display]を選択し、以下ようにパラメータを設定します。

[Esc]キーで一旦抜け、続いて[Serial ATA (SATA)]を選択し、ドライブのインターフェースをAHCIモードから互換モードに変更します。

これらのハードウェア設定を行わないと、Windows XPのインストールCDからの起動時にブルースクリーンで停止します。

Windows XP SP3のインストール

DVDドライブに作成したSP3のインストールメディアを挿入し、起動します。しばらく必要なドライバーやファイルを読み込んだ後、セットアップ画面が表示されます。[Enter]キーでセットアップを開始、ライセンス画面に同意[F8]キーを押し、キーボードの種類を[半角/全角]キーで選択します。
続いて、SSD内の既存のパーティションとして、パーティションアライメント調整で作成した50GBのパーティションが表示されるので、[Enter]キーを押します。ここで、選択したパーティションに対してフォーマットを選択する画面で表示されます。

ここで、一番上の"クイック"フォーマットを選択します。間違えてクリーンフォーマットしてしまうと、せっかくのパーティションアライメントの調整が削除されてしまいます。あとは、通常どおりインストールを進めれば完了します。

デスクトップ上のマイコンピュータを右クリックして「システムのプロパティ」を表示すれば、"Microsoft Windows XP Professional Version 2002 Service Pack 3"と確認できます。

ビデオ・ドライバーのインストール

レノボのサイトから、NVIDIA NVS 3100Mディスプレイ・ドライバーをダウンロードします。
< http://www-06.ibm.com/jp/domino05/pc/download/download.nsf/jtechinfo/MIGR-74381 >
ダウンロードしたファイルを実行すれば、インストールされます。

ワイヤレス・アダプター・ドライバーのインストール

レノボのサイトから、Intel(R) Centrino(R) Advanced-N 6250 + WiMAX 6250 のドライバーをダウンロードします。
< http://www-06.ibm.com/jp/domino05/pc/download/download.nsf/jtechinfo/MIGR-74361 >
ダウンロードしたファイルを実行すれば、インストールされます。

ThinkVantage System Updateのインストール

残りの各種ドライバー、例えばアクティブプロテクション、省電力マネージャー、UltraNav、WinXPアップデートモジュール、BIOSアップデート等を1つ1つインストールしてもよいですが、面倒くさいので専用ツールを使います。ThinkVantage System Updateを使えば、簡単にシステムをアップデートできるのでとても便利です。以下からダウンロードできます。
< http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd02.nsf/jtechinfo/TVSU-UPDATE >

WiMAXユーティリティーのインストール

WiMAXの接続ユーティリティーをインテルのサイトからダウンロードします。
< http://www.intel.co.jp/jp/network/connectivity/products/wireless/adapters/6250/tools.htm >
レノボのThinkVantage Access Connectionsというネットワーク接続ツールを使うと、WiMAXも無線LANも管理できますが、Windowsの無線LAN接続と排他的で使いづらいので、インストールしません。

AHCIサポート(インテル・ラピッドストレージテクノロジー)のインストール

WindowsXPは標準でAHCI、つまりSerial ATA2インターフェースをサポートしないため、BIOS設定で以下の設定にしていました。

ここで、AHCIをThinkPadのWindowsXPでサポートするドライバーを以下からダウンロードします。
< http://www-06.ibm.com/jp/domino05/pc/download/download.nsf/jtechinfo/SYD0-01ED486 >
ダウンロードファイルをダブルクリックすると、C:\DRIVERS\WIN\IRSTにファイルが展開されます。インストール手順は以下です。
1. サブディレクトリPREPARE内のinstall.cmdをダブルクリック
2. ThinkPadをシャットダウン
3. ThinkPadの電源を入れ、「F1」キーを押してBIOS設定画面を起動
4. [Config]->[Serial ATA (SATA)]を選択し、ドライブのインターフェースをCompatibilityモードからAHCIモードに変更

5. [F10]キーでBIOS設定を抜け、WindowsXPを起動
6. PCI Deviceを自動的に検出し、新しいハードウェアの検索ウィザードが開始
7. 一覧または特定の場所からインストールする (詳細)」を選択し、 C:\DRIVERS\WIN\IRSTを指定
8. ドライバーがインストール
9. WindowsXPが再起動
10. デバイスマネージャでIDE ATA/ATAPIコントローラをクリックすると、Intel(R) 5 Series 6 Port SATA AHCI Controllerを確認

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