ETA バルジュー7750改
ラトラパンテの分解

Disassembling of ETA Valjoux 7750 Rattrapante

ETA7750にラトラパンテ・モジュールを搭載した貴重なムーブメントの写真をいただきましたので、紹介します。

ラトラパンテとは

「スプリット・セコンド・クロノグラフ」、「割り剣」ともいいます。2本の計測針を備えた特殊なクロノグラフで、トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダー、ミニッツリピーターと並んで、コンプリケーションの1つとされています。

写真は、文字盤側に配されたスプリットセコンド用のコラムホイール。

ETA Valjoux7750の関連リンク
  ・ETA7750の分解・組み立て
  ・カスタム・クロノグラフの製作
  ・フリーガー・クロノグラフの製作

写真提供: Yoshitaka Haga氏

文字盤側を比較

左がETA7750にスプリットセコンドモジュールを込み込んだムーブメント、右がノーマルのETA社の7750。

おそらく旧ジャケ時代のラ・ジュー・ペレのモジュール。ラ・ジュー・ペレのスプリットセコンドモジュールは、フランク・ミュラー、クロノスイス、シュワルツ・エチエンヌ他、多くのメーカーに供給されました。
12時位置の30分積算計は3時位置に移動させています。

文字盤を外した状態のラトラパンテ カレンダー機構取り外したETA7750

8時の位置のプッシュボタンでコラムホイールを回転させます。

すると、回転したピラーの谷にブレーキレバーの左端がはまり込み、レバーが右側に傾き、歯車を止めます。





整理中

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